父は,時々,一人下宿生活を送る僕の様子を見に田舎から出てきた.
夜は,居酒屋に連れて行ってくれた.
栄養補給だと言っていた.
酒や旨い物が好きなグルメの父らしい.
父の行き付けの大衆酒場に旨い酢さばがあった.
このお店の酢さばは,さばの皮を取り払い,あっさりとした酢に漬けたもの.
酒の肴に特化された旨い酢さばだ.
賀茂鶴や菊正宗といった辛口の酒によく合った.
父は,このお店の酢さばが好きだったのだろう.
もとより僕もファンとなった.
だから,今での酒の肴によく食べる.
旨い酢さばには目がないのだ.
写真は,西麻布「いわ田」の酢さば.
皮付きの酢さばだが,さばの質はさすがに見事だ.
なお,「いわ田」は,ご夫婦で経営されている鮮魚店だ.
ご主人が本を2冊も書かれて出版されている.
その本によると,おいしい魚を仕入れてお客さんに食べてもらい,喜んでもらうことを生き甲斐に魚屋をしているそうだ.
ご主人は,毎朝築地に出かけていい魚を仕入れてこられる.
(2006/8)