jov's house

TOP | ALL ENTRY | RSS | FONT SIZE : S L Default | ADMIN
| OLD »

たまごかけごはん/田舎飯

玉子(たまご)かけごはん/田舎飯

たまごかけごはん

昭和30年代から40年代.
僕が少年のころだ.
どんなごはんを食べていたのだろうか,
当時の田舎の少年の誰もがそうであったんだろう.
たまごがけごはんだ.
僕のごはんの原点だ.

戦後の田舎の食事といえば,米,蕎麦,うどん,みそ、野菜,とうふ,たまご,山菜・きのこ,川魚等を使った伝統的な田舎料理だ.
ほかにはせいぜい田舎の商店で売っている缶詰,魚や肉の加工品,コロッケ・佃煮などの惣菜くらいのものだったろうか.


たまごは,どこの農家でも 鶏が飼われていたから,比較的豊富にあったのだ.
今でもシンプルでおいしいたまごかけごはんが無性に食べたくなることがある.


妻がスーパーで烏骨鶏の卵を買ってきた.
1個680円の高価なもの.
たまごかけごはんにしてみた.
烏骨鶏の卵は小さい.
2個使った.
とんでもなく高いたまごかけごはんになってしまった.
地鶏特有の濃厚な卵.
う〜ん、最高・・・・.
あっさりとした大根の味噌汁と良く合った.
(2006/7)

田舎うどん/田舎飯

田舎うどん/田舎飯

田舎うどん/田舎飯

僕が少年のころ,母がよくお昼に作ってくれた.
濃い目の甘辛いつゆに、なす,たまねぎ,ねぎの具.
乾麺を茹でたうどんに,この具入りのつゆをかけるのだ.
ごはんと一緒に食べた.


実は、子供のころ、このうどんがあまり好きではなかった.
いかにも田舎臭い味のうどんだったからだ.
インスタントラーメンのほうがよほど旨いと思った.


長じて久しぶりに食べてみると,実に素朴かつ深い味わいがある.
ヘルシーそのもの.


味の記憶を便りに再現してみた.
旨い.
僕にとって,今やどんなうどんよりもおいしいうどんの食べ方なのだ.
(写真 自作の田舎うどん再現 2006/8)

里芋の煮っころがし/田舎飯

里芋の煮っころがし/田舎飯

里芋の煮っころがし/田舎飯

僕が少年のころの食の中心は,田舎で採れた野菜などを使った料理だ.
田舎では秋になると里芋がたくさん取れた.
特に根っこにごろごろとついた「ころ芋」というものがあった.
里芋があまり好きではなかった少年は嫌々食べたものだ.

何故か今では田舎への郷愁とともに里芋が食べたくなる.
スーパーで里芋を買ってきて,昆布,酒,醤油のみを使ってとろ火で炊いてみた.

酒の肴にちょうどいい.
(2006/7)

味ごはん/田舎飯

味御飯(味めし)/田舎飯

味ごはん/田舎飯

僕の田舎では,炊き込みご飯のことを”味ごはん”と呼んでいた.
炊き込みご飯といってもいろいろあった.
松茸ごはん,鶏めしなど・・・.
ノーマルな炊き込みご飯はさばの缶詰を使ったものだ.
ごぼう,にんじん,ちくわ,油揚げにさばの缶詰.
これを出汁,酒,みりん,醤油で炊き込むのだ.

このような作り方が一般的かどうかは定かでない.
だが,通常,味めしといえばこれだとばかり思っていた.
実に田舎臭い味だ.

今でも懐かしくなって時々作ることにしている.
大根とさやえんどうのみそ汁と一緒に食べてみた.
ちなみに,漬物は,きゅうりのキューちゃん/東海漬物(昭和37年発売)だ.
これまた懐かしい.
(2006/9)


松茸ごはん/田舎飯

味ごはん/田舎飯

山に囲まれた田舎だったから,秋になればきのこが採れた.
9月の中旬から10月の初めにかけてのころだったろうか.

父はきのこ採りが好きだった.
よく一緒についていったものだ.
採れるのはほとんどが雑きのこ.
たまにはしめじや松茸といった高級なきのこも採れた.

もらいものの松茸もあった.
ただ松茸は香りはいいが味がない.
だから松茸ごはんはあまり食べた記憶はない.

秋になると今でも無性に松茸ごはんがたべたくなる.
だからスーパーで中国産の安い松茸を大量に買ってきて作るのだ.

お吸い物は何にしよう.
久しぶりに昔からある懐かしい永谷園の松茸のお吸い物 昭和39年発売)にしてみた.
(2006/9)


鶏めし/田舎飯

味ごはん/田舎飯

味ごはんのうちの一つ鶏めしだ.
これに漬け物でパクパク.

今回の味ごはんは,鶏めしにしてみた.
ささがきごぼう,にんじん,
なるとを入れたおすましにきゅうりのキューちゃんの組み合わせだ.
これが本当に旨いのだ.
(2006/8)

田舎そば/田舎飯

田舎そば/田舎飯

田舎そば/田舎飯

単なるかけ蕎麦だ.
乾麺を茹でてうどんと同じようなつゆをかけただけのものだ.

蕎麦といえば,ざる蕎麦もある.

だが,当時は,今のように市販のつけつゆがなかったせいか,お家で食べる蕎麦はかけ蕎麦だった.
日常食べることもあったが,印象深いのは年越しそばだ.
母が作るつゆは旨かった.
少し甘めのつゆだった.
素朴な蕎麦とよく合って僕は大好きだった.
だから,僕は,今でもざる蕎麦よりもかけ蕎麦のほうが好きなのだ.

現在家で食べる蕎麦もかけ蕎麦が多い.
もちろんざる蕎麦も好きなので,結婚してからは,市販のつけつゆでざる蕎麦を食べることもある.
それに冷やし蕎麦も・・・.

晩酌の後.
今日は田舎そばにしよう.
(2006/11)

なすの田舎煮/田舎飯

茄子の田舎煮/田舎飯

なすの田舎煮/田舎飯

里芋の煮っころがしと並ぶ田舎料理の代表料理だ.
夏になると,なすやきゅうりの料理ばかり だった.
畑でたくさん採れるからだ.

なすの田舎煮は,母がよく作っていた料理だ.
なすをごま油で炒め,出汁、みりん、砂糖、醤油で煮るだけだ.
いや、大量の鰹節を投入するところがポイントだった.

年を経て食べてみると懐かしい.
味がしみ込んだなすは旨い.
今でも酒の肴に作っては食べている.
不思議なものだ.
(2006/8)

おかず/田舎飯

おかず/田舎飯

おかず/田舎飯

僕の田舎で”おかず”と称するこの食べ物は,正月料理の定番だ.
出汁,醤油,味醂で里芋,牛蒡,人参,蒟蒻,豆腐,竹輪,切り昆布を煮付けた料理だ.
実に田舎臭い.

少年のころ,僕は,この料理が嫌いだった.
これといって旨くも何もなかったからだ.

しかし,おっさんとなった現在,妙にこの料理が食べたくなる.
懐かしくもあり,深い味わいがあるのだ.
お袋の味というやつだろうか.

だから,今では,これが食べたくなると,正月を問わず妻に作らせている.
といっても,そのレシピは,妻が母から聞いて作っているから,僕は自分でこの料理が作れないのだ.
(正月帰省時,母が作ったおかず 2007/1)

芋じる/田舎飯

芋じる/田舎飯

芋じる/田舎飯

秋になると,田舎では自然薯(じねんじょ,山芋のこと)が採れる.
落葉した林の木の幹に這っている蔓を辿って探すのだ.
大きい芋は優に1メートルを超える.
掘り出すのは至難の技だ.

こうして採れた自然薯をおろしがねですりおろし,これを更にすり鉢ですりながら,鰹と椎茸でとった醤油味の出汁で徐々に延ばしていくのだ.
この作業も大変だ.
2時間くらはかかる.
そして,芋汁を熱々のごはんにかけて食べるのだ.
薬味は葱と海苔.
僕の田舎では正月2日には必ずこれを食べるのが風習だ.

少年のころ,何でこんなにまずいものを食べるのか理解できなかった.
だが,今,これを食べると実に旨い.
これもおかずと同じことが言えるのだろう.

正月に帰省した.
昔どおり,母は朝早くから芋じるを作った.
刺身の残りをぶっこんで,おとその肴にして食べた.
(2007/1)

ぬかみそ漬け/田舎飯

ぬかみそ漬け/田舎飯

ぬかみそ漬け/田舎飯

夏の漬物はこれに限る.
母が漬けていた.
おばあちゃんからもらった数十年もののぬか床を使っていたようだ.

なすやきゅうりのぬか漬けは,何故か少年のころから好きだった.
ごはんがおいしく食べられたのだろう.
旨いごはんとなすの鮮やかな色の記憶がよみがえる.


ぬかみそ漬け/田舎飯


実は,現在,僕も漬けている.
妻が知人の漬物好きの方からもらってきたぬか床を使っている.
東京では気温が高すぎるため冷蔵庫内で漬け るしかない.
冷蔵庫のかなりの面積を専有してしまうのが難点だ.
少し時間はかかるがうまく漬かるものだ.
なつかしくもあり旨い.
これを肴に酒を飲もう.
(2006/8)

いかじゃが/田舎飯

いかじゃが/田舎飯

いかじゃが/田舎飯

僕が少年のころ,田舎の商店で売っていた缶詰は,田舎の重要な食料源の一つだった.
思い出深いのは,いかの味付け缶.
母が芋と一緒によく煮てくれた.
芋は,里芋のときが多かったかな.
里芋嫌いの少年は,じゃがいもとの煮つけのほうが好きだった.

今でも酒の肴によく作る.
肉じゃがも同じだが,ポイントは,じゃがいもが煮崩れないようにすること.
それといかに味がついているので,煮汁の味が濃くなりすぎないことだろうか.

結婚して20年.
料理が下手な妻もようやく上手に作れるようになったのだ.
(2006/8)